パーソナルトレーナーの岩井です。トレーニングはダイエットや筋肉を付けたい目的でやっている人が多いと思いますが、姿勢改善のために行う人も少なくはありません。実際にトレーニングで猫背や巻き肩が改善されたケースは多くあります。ただ、これには正しいフォームにてトレーニングをすることが大切であり、正しくないフォームにてトレーニングを行うと逆に姿勢が悪くなったり、怪我の原因に繋がります。

姿勢の中でも反り腰は特に注意が必要です。トレーニング中の動作において腰を反りがちになり、今以上に悪化してしまうからです。酷くなると腰に痛みが生じ、トレーニングをすることも困難になってきます。

今回は反り腰の原因についてお話したいと思います。

反り腰とは?

反り腰は別名「骨盤前傾」と言います。骨盤が前側へ倒れ骨盤にある骨の1つである坐骨(お尻の下の骨)が後ろに出っぱっている状態の事です。本来の人間の正しい姿勢はS字姿勢です。骨盤がまっすぐに立ち、背骨がゆるやかなカーブを描いています。これに対して反り腰は、骨盤が前傾することにより、背骨のあたりから反りかえってしまい、S字姿勢が崩れてしまうのです。

また、反り腰は女性の方がなりやすいと言われております。

反り腰になる原因

筋力の低下

体は常に筋肉によって姿勢を維持しております。その筋肉が落ちると、筋力も弱くなります。筋力が弱くなるとこれまでは維持できていたものが維持できなくなります。特に反り腰に当てはまる人は腹直筋、腹横筋など腹部の筋肉が弱くなり、お腹が前に出てしまうため、反り腰になってしまいます。

反り腰にならないためにも、体幹(特に腹筋)をトレーニングすることが重要です!腹筋は自宅でも自重トレーニングとして行うことが比較的に容易なため、習慣的に行っていきましょう。

柔軟性の低下

上記で説明した一方、体の柔軟性もどんどん低下していきます。腸腰筋や大腿直筋の硬さが強いと骨盤が前傾しやすくなり、反り腰になりやすくなります。

腸腰筋はデスクワークなど長時間座ることが多い方、運動不足の方は硬くなりやすいので当てはまる方は腸腰筋のストレッチを行う様心がけていきましょう。

体型の変化

体型の変化により反り腰にもなります。体型の変化の中でも体重が増える(太る)とお腹に脂肪が溜まってしまい、反り腰になりやすいです。女性で妊婦さんの方もお腹が大きくなると骨盤が前傾して反り腰になってしまうため妊娠中は反り腰による腰痛に悩まれる方も多いです。また、出産後に子供を抱っこするなどが続き、日常の体型(姿勢)が反り腰のような姿勢になりがちのため注意が必要となってきます。

踵の高い履物(ハイヒールなど)を履く

ハイヒール等の踵が高い履物は体重が前に乗ってしまうため、体のバランスが前に傾いてしまいます。その状態が続いてしまうと反り腰の原因となってしまうので、日常的にヒールを履く方は注意が必要です。

③と④のように女性だけに当てはまるものや、①のように筋力の低下は男性よりも女性の方が筋力が落ちやすいです。そのため、女性の方が反り腰になりやすいです。

まとめ

今回は反り腰の原因についてお話いたしました。「昔は反り腰では無かったのに年が取ると反り腰になった」これは原因にあるように年齢による筋力の低下や柔軟性の低下が原因ではないかと思います。このように反り腰は体の状態によって発症してしまうので注意が必要です。

次回のブログでは、反り腰を改善するためのオススメトレーニングやストレッチをご紹介したいと思います。

当ジムでは、あなたの悩みや問題に沿ったトレーニングプランの元、パーソナルトレーニングをご提供しております。もちろん反り腰の方にも合わせたトレーニングメニューなどもございます。反り腰を改善したいがなかなか上手くいかない、そういった方は是非お待ちしております!

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