こんにちは!

YBM–clubの舩本です。

今回の記事では、今大流行しているインフルエンザについて、できるだけ分かりやすく解説して行きます。最後まで読んでいただけると幸いです。

それでは、スタート。

1、インフルエンザの感染メカニズム

まずインフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる急性の呼吸器感染症のことをいいます。

インフルエンザの感染メカニズムは、主に飛沫感染と接触感染です。

感染者の咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを含む飛沫を吸い込むこと(飛沫感染)や、

ウイルスが付着した手指で口や鼻の粘膜を触れること(接触感染)によって広がります。

一度感染した細胞内でウイルスが増殖した後、細胞を破壊して外へ放出され、さらに他の細胞へ感染を広げていきます。

2、大きく2つのインフルエンザ感染経路

飛沫感染

感染者の咳、くしゃみ、会話から出る飛沫(ウイルスが含まれる水滴)を吸い込むことで感染します。飛沫は通常1〜2メートル先まで届き、特に乾燥した冬場はウイルスが浮遊しやすいため感染リスクが高まります。

接触感染

感染者の手についたウイルスがドアノブや手すりなどの物に付着し、それを別の人が触った手で口や鼻の粘膜に触れることで感染します。

3、症状の現れ方

ウイルスが体内で急激に増殖することで、約1~3日の潜伏期間を経て発症します。ウイルスと戦うための体の免疫反応により、以下のような症状が現れます。

全身症状

突然の38℃以上の高熱、頭痛、悪寒、全身の倦怠感、筋肉や関節の痛みなど、一般的な風邪よりも強い全身症状が特徴です。

呼吸器症状

その後、咳や鼻水、のどの痛みといった症状が続くのが典型的です。

4、インフルエンザの3つの型(種類)

インフルエンザウイルスには、主にヒトに感染するA型B型C型の3つの主要な「型」があります。このうち、季節性インフルエンザとして毎年流行するのはA型とB型です。

インフルエンザA型の特徴

A型は、最も感染力が高いです。毎年ウイルスの抗原構造が大きく変化(変異)しやすいので、過去の免疫が効きにくく、毎年大流行します。症状としては、比較的高熱が出やすく、重症化しやすい傾向があります。

インフルエンザB型の特徴

A型に比べて変異が少なく、比較的安定しています。症状としては、A型と同様に高熱や全身症状を伴いますが、比較的症状が軽い場合もあります。

インフルエンザC型の特徴

ウイルスの抗原が非常に安定しており、ほとんど変異しません。症状としては、感染しても症状が出ないか、一般的な風邪と区別がつかない程度の非常に軽い症状で済むことがほとんどです。

5、インフルエンザ感染の予防方法

①予防接種(ワクチン)

効果:接種から効果が現れるまでに約2週間かかり、効果は約5ヶ月間持続します。流行期(日本国内では主に12月下旬~3月)が始まる前に接種することが推奨されます。

目的:完全に感染を防げるわけではありませんが、発症の可能性を減らし、万が一発症しても重症化や合併症(肺炎、脳症など)のリスクを大幅に軽減する効果があります。

毎年接種が必要:インフルエンザウイルスは毎年流行する型が異なるため、その年に流行が予測される型に対応したワクチンを毎年接種する必要があります。

②物理的な感染対策

手洗い:接触感染を防ぐ基本です。外出先から帰宅した後、調理の前後、食事の前、咳やくしゃみをした後など、こまめに石鹸と流水で洗いましょう。指の間、爪の間、手首まで丁寧に洗う。

マスクの着用:飛沫感染や飛沫の吸入を防ぐのに役立ちます。特に、人混みや医療機関を訪れる際、また、自分が咳やくしゃみをする場合には、周囲への感染拡大を防ぐために積極的に着用する。

咳エチケット:感染者が咳やくしゃみをする際に、口と鼻をティッシュやハンカチ、または服の袖で覆うことです。飛沫の飛散を最小限に抑えます。

③環境対策

適切な湿度を保つ:空気が乾燥すると、ウイルスが長時間空気中を浮遊しやすくなります。加湿器などを使用して、湿度を50~60%程度に保ちましょう。

定期的な喚起:閉め切った室内はウイルス濃度が高まりやすくなります。定期的に窓を開けて空気を入れ替え、室内のウイルス濃度を下げましょう。

④体調管理と生活習慣

十分な睡眠と栄養:睡眠不足や栄養不足は免疫力を下げてしまいます。

運動で免疫力UP:定期的に運動を行うことで免疫力を上げます。ただ、運動後は一時的に免疫力がダウンするため、運動後に体を冷やさないなど対策をとる。

人混みを避ける:流行シーズン中は、特に高齢者や基礎疾患のある方は、人混みへの外出を控えることも有効な予防策です。

最後に

もうすでに流行っていますが対策するのは今からでも遅くありませんので、ぜひ日常に落とし込んでみてください。最後まで読んでくださりありがとうございます。