こんにちは!
YBM–clubの舩本です。
もう7月で日差しが強く、日に日に暑くなってきましたね。日中は40℃近く、夜でも30℃を超えるようになってきています。少し外に出るだけで、大量の汗をかきますよね。
そこで、
水分補給!水分補給!
水分補給が大事とよく聞きますが、いっぱい汗をかいたときは、水分だけが失われるのでしょうか?
それは違います。
汗をかくことで、水分だけでなく、
ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロールなどの電解質もたくさん失います。
そんなにいろんなものが失うの!?って思いますよね。
※電解質とは、体液に溶けて電気を通す物質のことです。具体的には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、クロールなどがあり、これらは体内の水分量やpHバランスを調整したり、神経や筋肉の働きをサポートしたりする重要な役割を担っています。
水分や電解質が失うと、
どうなるのでしょうか?
水分や電解質の役割と不足症状
【水分】
体内の水分は、栄養や酸素の運搬、老廃物の排出、体温調節など、生命維持に不可欠な様々な役割を担っています。血液や体液として全身を巡り、細胞の活動を支え、健康な状態を保つために重要な役割を果たしています。体内の水分が不足すると、脱水症状、熱中症、便秘、代謝の低下など、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。
【電解質】
ナトリウム:体液の浸透圧を調整し、神経や筋肉の機能を正常に保つ働きがあります。汗と共に失われると、熱中症や脱水症状の原因になることがあります。
カリウム:細胞内液の浸透圧を維持し、水分バランスを調整します。不足すると、脱水症状や筋肉の痙攣、疲労感などを引き起こす可能性があります。
マグネシウム:筋肉や神経の機能を正常に保ち、エネルギー代謝にも関与します。不足すると、筋肉の痙攣や疲労感、不整脈などを引き起こす可能性があります。
カルシウム:骨や歯の形成、筋肉の収縮、神経伝達に関与します。不足すると、骨粗鬆症や筋肉の痙攣、イライラしやすくなるなどの症状を引き起こす可能性があります。
クロール :体内のpHを一定に保つ役割も担っています。値が低いと、酸性またはアルカリ性に傾き、体調不良を引き起こす可能性があります。
特に、夏場は発汗量が増えるため、これらを意識することが大切で、
これらを補ってくれるのが、アイソトニック飲料やハイポトニック飲料です。
ここからが本題。
それぞれの特徴と大きな違いについてお話ししていきます。
アイソトニック飲料とは
アイソトニック飲料とは、
人間の体液とほぼ同じ浸透圧を持つ飲料のことです。
運動時や発汗時に失われた水分やミネラルを効率的に補給できるため、
スポーツドリンクとしてよく利用されます。
体液と浸透圧がほぼ同じであるため、
体内に水分や電解質(ナトリウム、カリウムなど)がスムーズに吸収されるのが特徴です。
これにより、運動時の水分補給や、脱水症状の予防に役立ちます。
例:アクエリアス・ポカリスエット、グリーンダカラなど
ハイポトニック飲料とは
ハイポトニック飲料とは、
体液よりも浸透圧が低い飲料のことです。
浸透圧とは、水分が移動する際の圧力のことで、ハイポトニック飲料は体液よりも浸透圧が低いため、
水分が体内に吸収されやすいという特徴があります。
特に運動時など、大量の汗をかいて体内の水分が失われている状況で、効率的に水分補給をしたい場合に適しています。
例:OS1、アミノバイタル、アミノバリュー、イオンウォーターなど
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の大きな違い
それは浸透圧です。
アイソトニック飲料は、体液と浸透圧がほぼ同じ。
ハイポトニック飲料は、体液よりも浸透圧が低い。
※体内の浸透圧とは、細胞内外 の 水分 の 移動 を 引き起こす 力 の こと です。濃度 の 異なる 2 つ の 液体 が 半透膜 で 仕切ら れ た 状態 で、水分子 が 濃度 の 低い 方 から 高い 方 へ 移動 しよう と する 圧力 を 指し ます。この 圧力 は、体液 の 濃度 を 一定 に 保つ ため に 重要 で、細胞 の 機能 や 生体 の バランス 維持 に 影響 を 与え ます。
※浸透圧とは、
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の使い分け方
アイソトニック飲料は体液とほぼ同じ浸透圧で、運動前や運動後のエネルギー補給に適しています。
一方、ハイポトニック飲料は体液より浸透圧が低く、水分と電解質の吸収が速いため、運動中の水分補給に適しています。
ぜひ参考にしてみてください!