こんにちはトレーナーの雄太です。
今回はある雪国のおじいさんのクリスマスお話です。
腰も丸まり、歩く速度もゆっくりのおじいさんが、冬の寒い日にいつもより1時間早く起きて16kgもあるケトルベル(持ち手のあるダンベルの様な器具)を倉庫から引きずり出してトレーニングを始めます。
健康意識が芽生えたのでしょうか?
足腰が弱ってきたのを感じて、足腰のトレーニングをするのでしょうか?
しかしそのおじいさんは16kgもあるケトルベルを持ち上げるトレーニングをひたすら行います。
70歳近いおじいさんに肩や腕の筋肉が必要なのでしょうか?
16kgほどの重さで無理をしてトレーニングをする必要があるのでしょうか?
なぜおじいさんはこの歳でトレーニングを始めたのでしょうか?
その答えはクリスマスに分かります。
おじいさんには娘がおりました。
娘と、旦那さんと、孫である6才の女の子の3人家族です。
その娘にクリスマスにホームパーティーをやるからと招待されていたのです。
クリスマス当日になり、娘家族に家に着くと少女が走り寄ってきて、
「おじいちゃん、今年はおっきなクリスマスツリーがあるから見て!」
と、手を引っ張られてツリーの前に。
そこでおじいさんは孫にプレゼント箱を渡しました。
その中にはツリーのてっぺんに飾る“大きな星”が。
おじいさんは体重16kgの少女を持ち上げると、ツリーのてっぺんに大きな星が飾り付けられました。
「おじいちゃん、ありがとう!」おじいさんは最高の笑顔を見ることができて、最高のクリスマスを過ごせました。
トレーニングを始めるきっかけなんて人それぞれです。
始めるのに早いも遅いもありません。
もしこの記事を読んでトレーニングを始めるきっかけになれば幸いです。