「ファンクショナルトレーニングとは?」って聞かれてちゃんと説明できますか?
こんにちは、トレーナーの雄太です。
みなさん、ファンクショナルトレーニングって耳にすることがあると思うのですが、ちゃんと理解してますか?
なんとなくは知ってるけど、人に帰任と説明出来ず、ぼんやりと理解している人も多いはず。。。😅
ということで、今回は「ファンクショナルトレーニング」の定義から説明していきます。
ファンクショナルトレーニングとは?
ファンクショナルトレーニングとは、「機能的な(ファンクショナル)動作の取得を目的としたトレーニング」です。
つまり、スポーツなどでイメージした通りの動きが出来るのであれば、かなりのパフォーマンスが望めると思いますが、実際にはバランスが取れなかったり、上半身と下半身を同時に動かすのが難しかったりする場合があります。
それらをトレーニングによって自身の思い通りに体を動かせるようにすることを目的として、多角的にトレニングを行います。
ファンクショナルトレーニングの5大要素
①自重で行う
身体を自在に動かすことを目的としたトレーニングなので、基本的には自身の体重つまり、重力による負荷を利用したトレーニングとなります。
②共同と分離
人体には多くの関節が存在し、部位を細かく分離しています。
それらを固定または動かすことで状況に応じた動作を行うのですが、例えばサッカーでシュートを打つ時は上半身を固定し、腰の回転で足を振り抜きボールを蹴ります。
この時に軸となる体幹部と上半身は固定し、下半身だけを分離させて動作を行うことでシュートフォームが安定するのです。
このようにさまざまな動作の中で状況に応じてどの部分を分離し、どの部分を共同して動かすかをコントロールします。
③キネティックチェーン
人間の動作は1つの筋肉だけで行われるだけでなく、多くの筋肉を使い、連動し動いています。
先ほどのサッカーのシュートを例にすると腰の回転とボールを蹴る動作が同時に行われると、力がうまくボールに伝わらず飛距離が出ないでしょう。
サッカーのシュートでは腰の回転に体幹部の筋肉、腿を前に動かす腿の付け根の筋肉、膝を伸ばす腿の筋肉、インパクトの瞬間に軸を安定させる腹筋などの筋肉が順々に使われます。これが筋肉の連鎖であり、キネティックチェーンと呼ばれます。
④3面運動
人間は3次元の動きのをるので、当然ファンクショナルトレーニングでも3次元の動きでトレーニングする必要があります。
専門的には体に対して前後は「前額面」、左右は「矢状面」、水平は「水平面」と呼び、ベンチプレスなどは1方向にしか動かさない動作のトレーニングに対し、ファンクショナルトレーニングでは2面もしくは3面での動作のトレーニングを行います。
これにより、1方向への力の発揮ではなく、多方面へパワーを発揮することができるようになります。
⑤力の吸収と力の発揮
人間が大きな力を発揮する時は反動を使います。
ジャンプする時に膝を曲げナイトほとんど飛べないと思いますが、一度膝を曲げてしゃがみ込むと高く飛べます。
この反対方向に動く動作を力の吸収(溜め)と言い、その力を解放することを力の発揮と言います。
サッカーのシュートでも大きく振りかぶり、それからボールを蹴ったほうが力が発揮されますね。
力を溜めて、それから溜めた力を発揮しているのです。
まとめ
これらの5大要素を取り入れ、競技性に合わせたトレーニングや、さまざまなトレーニングを行うことで、自身が体験したことのない動作でも、身体を自在にコントロールできればすぐに体がイメージ通りに動いてくれるようになります。
運動が苦手な方こそファンクショナルトレーニングを行い、身体を自由自在に動かせるようにトレーニングすることをお勧めします!!
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