週末から気温も上がり、夏を感じさせる季節がやってきました。ここ近年では、夏の平均気温が上がっており、室外ではもちろん、室内でも脱水症状や熱中症になる人も増えております。

夏になると冷たい飲み物を飲む機会が増えてきますが、熱中症を防ぐためにも、こまめに水分補給をしなければなりません。ただ、一気に冷たい飲み物をがぶ飲みしたり、喉が渇ていないから飲み物を飲まない、また、飲み物の種類によっては脱水症状を招いたり、糖分のとりすぎになったりしてしまうため、注意が必要です。これからの季節はどうしても水分を多く飲むかとおもいますが、夏に向けた対策についてお話したいと思います。

水分補給はこまめに

これからの季節にとって、大事になってくるのがこまめに水分補給を行うことです。とはいえ、水分だったら何でも良いわけではありません。なぜなら、猛暑日に体温が上がったり汗をかいたりすると、水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなど体内のさまざまなエネルギーが消費されてしまうからです。いくら水分補給をしても、エネルギーが足りないと、熱中症になってしまうケースがあるのです。また、甘いジュースをたくさん飲んだり、お酒を飲んだりすると、糖分をたくさんとりすぎてしまったり、逆に飲み物を求めてしまいます。

オススメな飲み物

スポーツ飲料

ポカリスエット(大塚製薬)やアクエリアス(日本コカ・コーラ)などのスポーツ飲料は「アイソトニック飲料」と呼ばれ、浸透圧が体液と同じになるように調整されているため、体内に吸収されやすいという特徴があります。夏バテで食欲がないときのエネルギー補給にも適しています。また、スポーツ飲料は塩分も適度に補給することが可能でございます。ただ、糖分を多く含まれているため、飲みすぎには注意するのと、お家で飲むときは水で薄めて飲むのがオススメです。

水や麦茶、黒豆茶などのノンカフェイン飲料

デスクワークがメインの人など、屋内で過ごすことが多く汗をあまりかかない人は、水やお茶で水分補給をするのがおすすめです。麦茶やルイボスティー、黒豆茶、コーン茶などは、ノンカフェインな上に、ミネラルも手軽に補給できます。ただ、お茶の中にはカフェインが含まれている物もありますので、商品パッケージをよく見て選ぶことが大切です。水もキンキンに冷えている状態だと、身体の内部が冷えてしまうため、常温や少し冷たいぐらいが一番オススメです。

オススメでは無い飲み物

夏の熱中症、脱水症状予防には水分補給が欠かせませんが、飲み物の種類によっては脱水症状を招いたり、カロリー過多になってしまったりしまうこともあります。ここからは、飲みすぎを避けたい飲み物をご紹介します。

カフェインを多く含む飲料

カフェインには利尿作用があり、せっかく水分補給をしても、その水分を短時間で体外に排出してしまう恐れがあります。コーヒーや紅茶、緑茶など、カフェインを多く含む飲料の飲みすぎは避けましょう。

カフェイン入りの飲み物を飲むときは、水もこまめに飲むように心がけましょう眠気を覚ます、集中力を高めるといったカフェインの効果を得ながら、体内の水分も保つことができます。

糖分を多く含む飲料

ジュースや炭酸飲料など、糖分の濃度が高い飲み物を摂取すると、水分の吸収が遅くなります。それによってエネルギーの吸収も遅くなり、熱中症になりやすい恐れがあります。夏場はできるだけ飲むのを避けたほうが良いので、どうしても飲むときは量を少なくするなど、配慮が必要です。また、前回ご紹介したように糖分を多く含む飲み物は、カロリーが多く入っているため、太りやすくなりますのでそこも注意が必要です。

アルコール飲料

暑い夏に飲むビールは何故あんなにも美味しいのでしょうか。ただアルコール飲料もカフェインを多く含む飲料と同じように、利尿作用があります。お酒を飲むときは、同じ量の水をいっしょに飲むよう意識しましょう。酒類の中でも、ビールは特に糖質量が多いため、熱中症を防ぐためにも、ダイエットのためにも、飲みすぎないように注意しましょう。

体調不良にならない水分の取り方

1日あたり2ℓ(2,000ml)の水分をとること

私たちの体からは、1日に約1,200mlの水分が失われていると言います。(こちらは平均ですので、体型や運動量、仕事によっても変わってきます。)これを補うためにも、1日あたり2ℓ(2,000ml)の水分補給を意識していきましょう。特に、寝ている時は、気づかずに汗をかいたりするため、寝る前と起床後に、水や白湯を飲む習慣を飲むことをオススメします。

こまめに水分補給すること

1日の水分補給が2ℓ(2,000ml)を目指すとなると、こまめに水分補給をすることが大切です。夏はたくさん汗をかきますが、人間の脳は、汗をかくことで失った水分量の8割程度を補給すると満足と判断してしまいます。また、喉が渇いたから水分補給することは手遅れと言われいているので、喉が渇いてなくてもこまめに水分補給を意識していきましょう。特に冷房が効いている部屋などの室内で涼しい環境下だと、どうしてもそこまで水分を取らなくなる人が多いので、より意識して水分補給をしていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?これから暑くなってくる季節に対し、水分補給は必須です。正しい水分補給の仕方やオススメの飲み物で暑い夏を乗り越えていきましょう。どうしてもジュースや炭酸飲料、アルコールなどをたくさん飲みたくなる季節ですが、飲みすぎて身体を壊すとよくありませんので注意を心がけましょう。

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