パーソナルトレーナーの岩井です。ここ最近、草野球のチームメイトから「昔よりも体重が増えたからダイエットしたいけどどうしたらいい?」とよく相談を受けます。実は昔本格的にスポーツをしていた人の方が引退後に太りやすくなってしまう傾向にあります。その理由とては、ほぼ毎日運動をしていた生活からほとんど運動をしなくなってしまうからです。そのため、代謝が落ち、日々の消費カロリーが落ちてしまうからです。今回はそういった方や昔よりも体重が増えた方に是非ご覧いただければと思います。
体重が増減するには理由がある
以前のブログでもお伝えしたように体重が増減する原則としては、以下の通りです。
(消費カロリー)-(摂取カロリー)=増減カロリー
消費カロリーが摂取カロリーを上回っていたら体重は減少となり、摂取カロリーが消費カロリーを上回っていたら体重は増加となります。至って考え方としてはシンプルです。
消費カロリーには基礎代謝(生活するために使われるエネルギー)や運動時に使用される消費カロリーがあげられます。本格的にスポーツしていた時期はこの運動時に使用される消費カロリー量が多かったり、ほぼ毎日運動することで筋肉量が維持できており、日々の消費カロリーが多い状態だからです。
摂取カロリーはその名の通り、生活の中で摂取するカロリーのことを言います。食べる物、飲む物など口から摂取するものは基本カロリーが含まれております。同じ量でもカロリーが低いものもあれば、高いものもあるので、カロリーが高いハイカロリーなものを摂取してしまうと消費カロリーをオーバーしてしまいます。
ただ、摂取カロリーと言われる様に、カロリーで考えることが大切です。
コントロールすべきものは量ではなく物
先程もお伝えしたように、カロリーで考えることが大切です。例えハイカロリーのものとローカロリーの物を同じ量だけ摂取したら当然ローカロリーの方が摂取するカロリー量は少なくなります。例えば水は0カロリーなのでどれだけ摂取したとしてもカロリーを摂取することはありません。逆に甘いジュースなどは飲み物の中では比較的にカロリーが高く、摂取するカロリーが多く含まれています。1日に2ℓを水分補給として摂取した時に0カロリーの水とハイカロリー(100mmあたり50kcal)の甘いジュースでは摂取カロリーに雲泥の差が出てしまいます。2ℓだと甘いジュースでは1000kcalも摂取していることになるのです。
この本質を理解していない人は物よりも量に目を向けてしまいがちです。
あくまで先程は飲み物で例えましたが、食べ物にももちろんハイカロリーな食べ物、ローカロリーな食べ物があります。ハイカロリーな食べ物で腹八分目の状態とローカロリーな食べ物で満腹状態では、後者の方が摂取カロリーは少なくなります。
そのため、コントロールすべきは量ではなく、物なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?体重が増減するにはしっかりとした理由があります。増減することの本質を理解することが大切です。実際に今回のブログの内容を知らない人の方が多いのが事実です。なかなか痩せれない草野球のチームメイトは「あまり俺食ってへんのよなー」と言っていましたが、普段の食生活の内容を確認すると、茶色系(揚げ物などのハイカロリー)が多かったり、ちょいちょい甘いジュースを飲んでいるとのことでした。なかなか痩せれない人は自分の食生活を見直してみるのも良いかもしれません。大切なのは量ではなく、物に目を向けることです。